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鉄欠乏症・過剰症
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鉄欠乏症は段階を経て症状がでるのが特徴です。
・第1段階
潜在的鉄欠乏症。機能鉄が枯渇して貯蔵鉄が使用される。
無症状で自覚がないことが多い。
・第2段階
貯蔵鉄も枯渇して、血清中の鉄濃度が低下する。
・第3段階
血中のヘモグロビンの濃度も低下する。
・第4段階
倦怠感(疲れやすい、息切れ)や頭痛、食欲不振を起こす。
・第5段階
上皮機能の障害により、口腔粘膜損傷に伴う疼痛や、口角炎を発症する。
鉄欠乏状態では鉛の吸収が亢進され、少量の鉛の摂取で鉛中毒を引き起こす。
| 食物からの鉄摂取不足 |
特に無理なダイエットや偏食は鉄欠乏のもと。
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腸管の鉄吸収能の低下 |
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成長による鉄需要の増加 |
成長期の子供は成長と共に多量の鉄を必要とするため、鉄の供給が間に合わずに鉄不足になりやすい。
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失血など
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銅の摂取不足 |
鉄の代謝に関わる酵素の成分である銅の摂取不足も、鉄欠乏の要因となる。
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女性は特に欠乏に注意 |
女性は月経による出血があるので、男性よりも鉄必要量は多めに設定されている。妊娠時は胎児の成長にたくさんの鉄が必要になるので加えて多めに設定されている。男性よりも鉄欠乏症になりやすいので注意が必要である。
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鉄の過剰症については、腸にも存在する貯蔵鉄(フェリチン)が鉄の吸収を促進、抑制して制御しているので、その発現はまれだといえます。過剰症はヘモシデローシスとヘモクロマトーシスの2つに分類できます。ヘモシデローシスでは肝臓や脾臓に貯蔵鉄の滞留がみられます。ヘモクロマトーシスでは肝臓、膵臓、皮膚での貯蔵鉄の沈着が表れます。
ヘモクロマトーシスが進行すると肝硬変、糖尿病、青銅肌の発症をきたします。さらに悪化すると心不全に至るケースもあります。
また遺伝的ヘモクロマトーシスも知られています。これはある遺伝子の変異を原因とし、通常の食生活にもかかわらずに、鉄が過剰に吸収され沈着し過剰症を引き起こすものです。
鉄過剰症にはその他、鉄の過剰摂取により、酸素分子や過酸化水素分子と反応して活性酸素種発生の原因となる事が知られています。
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