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マグネシウム欠乏症・過剰症
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食欲不振、嘔吐、疲労感、振戦、こむら返り、テタニー(筋痙縮)、筋肉痛、めまい、イライラ、神経過敏症、精神疾患動悸、不整脈、虚血性心疾患
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体内のミネラルバランスは細胞膜にあるATPアーゼと呼ばれるイオンポンプの働きで調節されています。ATPアーゼの働きにはマグネシウムが必要なため、不足すると十分に働くことができないため、細胞膜内外でのナトリウム、カリウム、カルシウムのバランスに乱れが生じます。
上記のイオンバランスの乱れにより細胞内にカルシウムがたまると、筋肉細胞では収縮が見られるため、筋肉痛や筋肉の痙攣につながります。これが血管の平滑筋で起きた場合に狭心症や心筋梗塞、虚血性心疾患の原因になると考えられています。
マグネシウムが不足すると骨からの溶出により、血漿内のマグネシウム濃度は維持されますが、同時にカルシウムも溶出するため、カルシウムの病的状態である異所性のカルシウムの沈着、細胞内のカルシウムの増大、結石などにつながると考えられています。
マグネシウムはもともと尿や汗として排出されやすいミネラルで、そのため利尿剤服用中や栄養失調時には特に欠乏に注意が必要です。また血中のアルコール濃度が高いと尿中へのアルコール排出量が増加する事がわかっており、多量のアルコール摂取時や慢性アルコール中毒患者も不足に注意が必要です。その他カリウム欠乏時や糖尿病患者も欠乏しやすいので注意が必要です。
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マグネシウムはとりすぎても尿として速やかに排出されるため、健常者の場合特に過剰症がでるといった報告はありません。緩下剤や制酸薬を服用時には下痢の出現頻度が高い事が知られています。腎機能障害のある場合は、血漿中のマグネシウム濃度が高くなることがあります。この場合に見られる臨床所見は反射低下、筋脱力、運動失調、昏睡、精神変化、錯乱、嘔吐、顔面紅潮、熱感、徐脈、低血圧、心電図異常、呼吸抑制、呼吸停止などです。
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