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疲れやすい
ビタミンB1その1. ビタミンB1その2. ビタミンB2. ナイアシン. パントテン酸. ビタミンB6. ビオチン.

ビタミンB1その1
細胞が活動するためにはエネルギーが必要です。エネルギー源には炭水化物や脂肪が主に利用され、これら栄養素がエネルギー代謝と呼ばれる過程を経てエネルギーが生産されます。エネルギー代謝として代表的なものがTCA回路です。
TCA回路が回転することでエネルギーが作られるのですが、この回転の過程でビタミンB1を必要とする箇所があり、不足すると十分に回転できなくなってエネルギー生産がとどこおってしまいます。

炭水化物がエネルギーとして利用されるには、TCA回路の前段階として解糖系と言う代謝経路を通過します。 解糖系ではグルコースがピルビン酸まで変化し、さらにそれがアセチルCoAへと変化して TCA回路へと進みます。
ビタミンB1はこのピルビン酸からアセチルCoAへの変化の過程にも必要です。

ビタミンB1が不足するとまずアセチルCoAへの変化が滞ります。
そうするとTCA回路へと進むことも出来なくなり、エネルギーの生産まで滞ってしまいます。
ビタミンB1はエネルギー生産にはなくてはならない栄養素なのです。


ビタミンB1が不足する

TCA回路へと進めなくなる、TCA回路が十分に回らなくなる。

エネルギー生産が滞る

※詳細 >>疲労とビタミン

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ビタミンB1その2
上述のとおりブドウ糖(炭水化物)は解糖系を経てピルビン酸へと変化し、
さらにそこからアセチルCoAへと変化してよりたくさんのエネルギーを生み出すTCA回路へと組み込まれて行きます。

ビタミンB1が不足するとアセチルCoAへの変化が滞り、エネルギー生産が滞るだけでなく、
ピルビン酸も蓄積していきます。
ピルビン酸は嫌気性分解(酸素を必要としないエネルギー代謝)を経て疲労物質である乳酸へと変化するので、乳酸の蓄積にもつながります。


ビタミンB1が不足する

エネルギー生産が滞る。疲労物質が蓄積する。


ビタミンB2
脂質、糖質、たんぱく質などはTCA回路と呼ばれる変換の仕組みをへて、エネルギーへと代謝されます。ビタミンB2はたんぱく質と脂質、とりわけ脂質のエネルギー代謝に重要な働きをします。具体的には脂肪酸のピルビン酸への代謝に必要で、ピルビン酸からアセチルCoAになって、クエン酸回路へと組み入れられ、エネルギーが生産されます。ビタミンB2が十分にあれば脂肪酸の代謝がとどこおって脂肪がたまるといった事態も防げます。


ナイアシン
ナイアシンは体内でニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド(NAD)とニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチドリン酸(NADP)と呼ばれる物質に変化して、脂肪や炭水化物の代謝のための酵素の補酵素として、その働きを助けます。その他にも500種類以上もの酵素の補酵素の役割をにないます。体の中の酵素の数が現在わかっているだけで2200種類ほどなので、ナイアシンが補酵素としていかに多くの酵素に関与しているのか、人間の代謝活動にいかに大事かということがわかります。これは全補酵素の中でも一番の多さです。


パントテン酸
パントテン酸は多くの生理作用をになう酵素の働きに不可欠な補酵素のひとつである4'-ホスホパンテテイン(4'-phosphopantetheine)の構成成分です。4'-ホスホパンテテイン(4'-phosphopantetheine)は140以上の酵素の補酵素として働き、様々な代謝やホルモンの合成などを正常に維持するのに役立っています。なかでも脂肪や炭水化物のエネルギー代謝の過程においてなくてはならない補酵素です。ナイアシンやビタミンB2と協力して働き、脂肪酸をアセチルCoAへと代謝させるのに必要なことから、不足するとエネルギー生産が滞るだけでなく、脂肪が溜まりやすくなります。


ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質がエネルギーとして使われる過程で働く酵素の補酵素として関わります。具体的にはたんぱく質からアミノ酸の一種アラニンやグルタミン酸に変わり、アラニンがピルビン酸になる過程と、グルタミン酸がα-ケトグルタル酸になる過程での補酵素として働きます。これら変化がエネルギー代謝のどの過程で見られるかは疲労とビタミンのエネルギー代謝の図で確認してください。

※関連コラム  >>疲労とビタミン


ビオチン
ブドウ糖のエネルギー生産の過程で燃えカスとして発生する乳酸は、肝臓に運ばれ、まずピルビン酸へと変えられ、さらにオキザロ酢酸へと変化して、再びブドウ糖へと再合成されます。これを糖新生(糖のリサイクル)といいます。ビオチンはピルビン酸からオキザロ酢酸へと変換される際に働く酵素の補酵素としてその機能を補います。ビオチンが不足すると乳酸からの糖新生がスムーズに進まなくなり、筋肉痛や疲労感などといった症状がでてきます。



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