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胎児・子供の成長
葉酸1. 葉酸2. 亜鉛.

葉酸1
遺伝情報が詰まったDNAを構成している核酸は細胞の分裂・増殖・成熟には欠かせません。葉酸は核酸の成分でプリン核やチミンの合成に必要な酵素の補酵素としてその働きを助けます。葉酸の欠乏は細胞の分裂や成長、DNAの形成の阻害につながるので、細胞分裂を繰り返し活発に成長していく胎児にとってはとりわけ大きな問題となります。このことから妊婦は十分に葉酸を摂取することが求められます。

※関連コラム  >>酵素について1


葉酸2
新生児の神経管の発育不全によっておこる脊椎二分症や無脳症、脂質ヘルニアなどの神経管障害(neural tube defects:NTD)の発症機構についてはあまり解明されてはいませんが、神経管障害をもって生まれてくる新生児を出産した妊婦について調べてみると、葉酸の栄養状態が悪い事がわかっています。

欧米での研究では神経管障害を予防する目的で、妊婦や妊娠を希望している女性に葉酸入りのサプリメントや総合ビタミン剤などで葉酸を1日に400μg以上摂取させたところ、神経管障害をもって生まれてくる新生児が高い確率で減少するということがわかってきました。

新生児の神経管障害の発生や再発の予防に葉酸摂取が有効であるといったデータは欧米を中心に多数報告されています。こうした中アメリカやイギリスなどでは神経管障害は受胎後1ヶ月以内に発生するため、受胎前から葉酸を1日400μg摂取することを推奨しています。


亜鉛
亜鉛は細胞分裂には欠かせないミネラルです。細胞分裂は成長期に盛んに行われます。胎児期に妊婦の亜鉛の血中濃度を計測すると胎児の成長に伴って激減することが知られています。それだけ胎児は多くの亜鉛を必要としているのです。乳児や成長期の子供も正常な発育を促すためは十分な亜鉛が必要となります。



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