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骨粗鬆症
ビタミンC. ビタミンD. ビタミンK. カルシウム.

ビタミンC
体を構成するたんぱく質の30%を占めるコラーゲンの生成に関わります。
コラーゲンの構成物質、アミノ酸ヒドロキシリジンとヒドロキシプロリンは、リジンとプロリンが酵素反応により水溶化されることで作られます。
ビタミンCはこの酵素の補酵素として重要な役割を担います。
ビタミンCが不足すると十分な水溶化がされなくなってしまうため、コラーゲンの生成に影響がでてくるというわけです。

コラーゲンには細胞と細胞をつなぐ接着剤の働きや、骨を丈夫にする働きがあります。
血管や筋肉を丈夫に保つとともに、皮膚、骨、粘膜の形成を担います。
コラーゲンが不足すると以下のような症状がでてきます。

血管の結合が緩み出血しやすくなります。
これは壊血病とよばれ、もともとビタミンCは壊血病予防因子として発見されたものです。
また、切り傷などの治りも悪くなります。
歯茎からの出血なども見られます。
骨がもろくなる。骨粗鬆症の一因としても知られる。
肌の張りが失われる。


※関連コラム >>お肌とビタミン


ビタミンD
骨は骨芽細胞による骨組織の形成と破骨細胞による骨組織破壊(骨吸収)により一定の骨量が維持されています。活性型ビタミンDは破骨細胞の活性化による骨塩動因作用(骨吸収)の促進により骨の破壊に関与することで骨リモデリング(骨の破壊と再構築)を正常に維持するよう働きます。

ビタミンDは骨の主要成分であるカルシウムの吸収促進や骨リモデリングに必要な栄養素であり、不足すると乳児・幼児・小児などの成長期にはくる病が発生します。くる病とは骨が軟化して脊椎や四肢骨の湾曲や変形がおこる病気です。骨格形成が完了した成人以降では骨軟化症が発生し、閉経後の女性や高齢者で、ビタミンD不足が長期間に渡ると骨粗鬆症のリスクが高まります。


ビタミンK
ビタミンKには、骨を丈夫に保つ働きもあります。骨に含まれるたんぱく質の中で最も多いのが、ビタミンCと関係するコラーゲンですが、その次に多いのがビタミンKが合成に関わるたんぱく質オステオカルシンです。オステオカルシンはカルシウムが骨に沈着するときに必要な物質で、ビタミンKはその働きを活性化させることでカルシウムの骨への沈着を促します。これ以外にもビタミンKにはカルシウムが骨から流出するのを抑える働き、骨の石灰化への手助けなどがあり、複合的に骨を丈夫にするために働きます。ビタミンKが不足すると、骨に十分にカルシウムが取り込めなくなり、細くもろい骨になってしまいます。このためビタミンKは骨粗鬆症の予防に有効です。またカルシウムの取り込みとは逆に、動脈や腎臓などでは、カルシウムの沈着を防ぐ働きがビタミンKにはあります。


カルシウム
カルシウムはミネラルの中でも最も多く体内に含まれている栄養素で、体重の1.5〜2.0%を占めるといわれています。カルシウムの99%は貯蔵カルシウムとして骨や歯などの硬組織に、残りの1%が機能カルシウムとして血液や体液中に存在しています。



血液中の機能カルシウムが不足すると、骨から貯蔵カルシウムが取りだされますが、 不足が長く続くと骨量が徐々に減少して行き、骨軟化症や骨粗鬆症を引き起こします。

骨中のカルシウムはリン酸と結合し、ハイドロキシアパタイトという非常に固い物質となって存在しています。骨の全重量の2/3はミネラルから構成されますが、ミネラルにはカルシウムだけでなく、マグネシウム、リン、ナトリウム、亜鉛も含まれます。したがってどれか1つが不足しても十分な骨形成は担えません。

骨の中では、新しい骨をつくる「骨形成」と古くなった骨を壊す「骨吸収」という一連の代謝が活発に行われていますが、これに深く関わっているのがカルシウムです。1日のカルシウムの骨への出入りは500mgにもなります。



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