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動脈硬化
ビタミンB2. パントテン酸. ビタミンC. 葉酸. ビタミンA. ビタミンE.

ビタミンB2
ビタミンB2は過酸化脂質を分解するグルタチオンやグルタチオンペルオキシターゼの働きを助ける酵素であるグルタチオン還元酵素の補酵素として過酸化脂質の分解に関わります。過酸化脂質とは細胞膜内の不飽和脂肪酸が活性酸素により酸化して出来るもので、これにより細胞膜は傷つけられ、さらに隣り合う細胞膜へと連鎖的に酸化が続いていきます。まだ過酸化脂質は動脈硬化や心筋梗塞などの原因のひとつとしても問題視されています。



※詳細 >>酵素について


パントテン酸
コレステロールは体に必要不可欠な物質ですが、取りすぎはよくありません。コレステロールには血液を循環してコレステロールを細胞まで運ぶ悪玉コレステロール(LDL)と、血液や細胞内にある余分なコレステロールを回収する善玉コレステロール(HDL)があります。なぜLDLが悪玉といわれるのかというと、LDL表面にある脂質が、活性酸素と結びつくことで酸化して、酸化LDLになると、血管内に付着して、動脈硬化や、心筋梗塞などの弊害をもたらしてしまうからです。コレステロール値が高くなると必要以上のコレステロールは活性酸素と結びついて酸化してしまうので、適度な濃度を保つためにも、回収作用のあるHDL濃度を保つことが大切です。

パントテン酸にはこのHDLの生成を促す働きがあるので、悪玉コレステロールを回収し、動脈硬化や心筋梗塞などの予防に効果を発揮します。


葉酸
葉酸はアミノ酸の一種であるホモシステインのメチオニンへの転移に必要なので、葉酸が欠乏すると転移が進まず血管内のホモシステイン濃度が上昇します。ホモシステインは血液凝固因子や血管内皮細胞に影響をあたえるので、血中ホモシステイン濃度の上昇は動脈硬化や動脈血栓、さらには狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの発症のリスクの増加につながります。

葉酸をしっかり取ることで血中ホモシステイン濃度は低下しますが、同様にホモシステインの代謝に関与するビタミンB6やビタミンB12もしっかりと摂取することでホモシステインの低減効果はよりいっそう高まります。


参考: (Ubbink,J.B., :J.Nutr.,124:1927-1933,1994)


ビタミンC
コレステロールをとりすぎると血管内で活性酸素と反応して酸化LDLに変化します。
酸化LDLの発生は血管を狭めて動脈硬化を引き起こす要因にもなるので注意が必要です。

一番はコレステロールを取りすぎないことですが、その次に活性酸素を増やさない、
ビタミンCやビタミンE、β-カロテンなどの抗酸化ビタミンを摂取することで活性酸素を無毒化させてやることも重要になります。


ビタミンA
動脈硬化は血管を通ってコレステロールを細胞まで運ぶLDL(悪玉コレステロール)が活性酸素により酸化され酸化LDLへと変化し、それが血管内に付着することが発症原因の1つといわれています。β-カロテンがもつ優れた抗酸化作用はLDLの酸化を抑えることで動脈硬化を予防する働きがあるのです。動脈硬化は心疾患や脳血管疾患の原因ともなりますのでβ-カロテンはこれら疾患の予防にも効果を発揮することに期待されます。

※関連コラム  >>老化の原因、活性酸素とは


ビタミンE
コレステロールは本来からだにとって必要不可欠な存在ですが、取りすぎると動脈硬化などの原因となります。
コレステロールには運搬・回収の形でそれぞれ悪玉コレステロール(LDL)善玉コレステロール(HDL)の2種類がありますが、このうちLDLが増えすぎると活性酸素と反応して酸化LDLとなり、血管を傷付けはじめます。
酸化LDLはマクロファージによって処理されますが、処理しきれなくなるとマクロファージ自体が貯まって泡沫細胞化しこぶとなって血管を狭めてしまいます。

ビタミンEは抗酸化作用でLDLの酸化を防ぎ、回収作用のあるHDLを増やすことで、コレステロールの増加、動脈効果の予防と言った効果を発揮します。



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