抗体はB細胞により産生されます。抗原認識から抗体産生までの流れは以下のようになります。
1.
マクロファージなどの抗原提示細胞が抗原を取りこみ、分解してその一部が細胞表面に提示されます。
2.
提示された抗原をヘルパーT細胞のT細胞受容体で受取り、ヘルパーT細胞が活性化してサイトカインを放出、B細胞が活性化します。B細胞自身も膜表面の受容体で抗原を認識して活性化します。
3.
ヘルパーT細胞やB細胞自身の抗原認識によりB細胞が活性化すると、抗体産生細胞と記憶B細胞に分化します。抗体産生細胞は抗体を大量に産生して抗原を攻撃します。記憶B細胞はつぎまた抗原を認識した際、初回よりも迅速に抗体を産生します。
初回の免疫反応を一次応答、二回目の免疫反応を二次応答といい、二次応答では初回よりも迅速に反応し、また抗体の産生量も多く、産生される時間も長くなります。ワクチンなどはこれを利用した物で毒性を排除して抗原性のみを残した抗原を摂取させることで一次応答を起こし、記憶B細胞を保持させることにより細菌感染時により迅速にそして強力に免疫反応を起こすことを意図したものです。
B細胞はまず最初にIgMを産生し、しばらくしてクラスチェンジ(変化)してIgGを産生します。IgMは一次応答と二次応答で同じような経過を見せますが、IgGは二次応答で一次応答よりも急速に高レベルまで達し、長く維持されます。
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