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ビタミンB6の効能
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5大栄養素の1つで人間の体を形作るたんぱく質はアミノ酸へと分解され、またアミノ酸から合成されます。アミノ酸は20種類ありそのうち8つは必須アミノ酸と呼ばれ、残りの12種は体内で合成することが出来ます。
ビタミンB6はたんぱく質を分解してアミノ酸にする酵素と、アミノ酸を別のアミノ酸に組み替える酵素の補酵素としてその働きを助けます。たんぱく質のアミノ酸への分解や別のアミノ酸への合成に支障が出るとアミノ酸から構成されるたんぱく質も当然影響を受けます。皮膚や粘膜をはじめとする多くの体組織や酸素を運搬するヘモグロビン、病原菌と闘う抗体や神経伝達物質もたんぱく質から作られます。ビタミンB6が不足してアミノ酸の代謝が滞るとこうした働きにも影響がでるのです。
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ビタミンB6はたんぱく質がエネルギーとして使われる過程で働く酵素の補酵素として関わります。具体的にはたんぱく質からアミノ酸の一種アラニンやグルタミン酸に変わり、アラニンがピルビン酸になる過程と、グルタミン酸がα-ケトグルタル酸になる過程での補酵素として働きます。これら変化がエネルギー代謝のどの過程で見られるかは疲労とビタミンのエネルギー代謝の図で確認してください。
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神経細胞間の信号の伝達に必要な神経伝達物質の1つであるGABA(γ-アミノ酪酸)には神経細胞の興奮を抑える働きがあります。この合成に関与しているのがビタミンB6です。ビタミンB6が不足すると中枢神経が異常に興奮して痙攣をおこします。
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アミノ酸の一種であるホモシステインの血中濃度が高くなると、心臓の冠動脈と頚動脈が狭くなる狭窄が起き、放置すれば動脈硬化から狭心症や心筋梗塞、脳卒中などのリスクが高くなることがわかってきました。このホモシステインの血中濃度を低下させる働きで知られているのが葉酸ですが、ビタミンB6とB12を一緒に摂取することでその働きはいっそう高まります。

参考: (Ubbink,J.B., :J.Nutr.,124:1927-1933,1994)
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女性は月経前の排卵期になると血中ビタミンB6濃度が著しく低下することがわかっています。これは排卵期に放出されるエストロゲンと言う女性ホルモンがアミノ酸代謝を促進させるため、ビタミンB6が大量に消費されることが原因とされます。実際イライラや吐き気、頭痛やだるさなどを伴う月経前症候群(PMS)患者にビタミンB6を投与すると、症状が軽減したという事例も報告されています。またつわりの原因のひとつとしてもビタミンB6不足が指摘されており、これもアミノ酸代謝の異常によるところが大きいとされ、症状改善へのビタミンB6投与の有効性が報告されています。
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